タイトル



    


「技術より感性」
日本人の器用さや勤勉さは世界が認めるところですが、浮世絵や盆栽や生け花など芸術や様々な分野でも、日本人の大らかで豊かな感性は世界に認められ影響を与えてきたと言われます。日本文化の良さは技術と感性が上手く調和している事ではないでしょうか。逆に考えれば、この両面が備わっていないと良いものは生まれないと言うことでもあります。
 先日テレビで、若い新体操の選手の指導についてやっていました。日本のコーチはテクニックの向上に向けてそれなりに考えられた指導をしていたのですが選手達は、ある段階での壁を破れず苦戦していました。そんな時ロシアから来たメダリストを育ててきたコーチがしたことは、まず音楽に合わせて自由に身体を使って表現をする練習でした。音楽に合わせて動く楽しさを知る指導です。たったこれだけの事ですが、楽しいと感じることで、力も抜けしなやかになり、難しい技も失敗しなくなり、さらに表現力もアップしたのです。
 社交ダンスも同じだと思いました。まず、踊ることが楽しくなければ駄目ですね。パーティーで楽しそうに踊っている人に下手な人はいません。多少ステップが違っても、ホールドが崩れていても、見ているこちらまで楽しくなります。
 ホールに流れる音楽を楽しみ、そしてステップを楽しみましょう。案外これが上達への近道かも知れません。きっと大丈夫貴方にも出来るはずです。その証拠に、酔っぱらったときは上手く踊れるじゃないですか。

久々の
ステッピー登場